2025.05.30

施設サポーターのコメント

  • 坂口 和敏さん

    坂口 和敏

    山口大学 大学院人間社会科学研究科・国際総合科学部 准教授

    「なぜ私たちはまつりを継承するのか?」
    まつりとは、地域社会の暮らしの中で信仰を基盤に営まれてきた、人々の主体的な行為や言葉の積み重ねを指します。地域を深く理解するためには、その土地が長年にわたり受け継いできた「暮らしの文化」に着目することが欠かせません。しかし、文化は形として明確に存在するものではなく、その存在をいかに可視化していくかが重要な課題となっています。
    「風土と感性」プロジェクトでは、山口市で行われている5つのまつりを対象にフィールドリサーチを実施し、大学生の視点からまつりの持続可能性に関する12の提言をまとめました。これらの取り組みは、山口の文化を理解する手がかりとなるだけでなく、若い世代が地域の価値を再発見し、未来へとつなぐ創造的な対話の出発点にもなっています。

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